エンジンオイルの種類。等級(グレード)や温度に合わせた選び方

車のいろいろ

いろいろな種類があるエンジンオイルですが、
メーカーの違いだけでなく、性能もさまざまです。

ディーラーなどでオイル交換をする場合は、
一般的なエンジンオイルか、少し値段の高いエンジンオイルかの
2択くらいですが、カーショップでは壁一面にいろいろな種類の
エンジンオイルが並んでいて、正直どれを選べばよいか迷います。

メーカーの違いはまだわかりますが、
オイル缶に書かれている数字とアルファベットについては、
調べてみないと何を表しているのかわかりませんでした。

例えば、「SN 10W‐40」などと書いてあったとします。

まず、最初のアルファベットの「S」は、
ガソリンエンジン用ということを表しています。

ちなみに、最初につくアルファベットは「S」以外に「C」があり、
「C」の場合はディーゼルエンジン用ということを表します。

次に、2文字目の「F」は等級を表していて、
一番下のAからB、C、D、・・・・、Nと続き、
現在は「N」が最上級グレードで最も高性能なエンジンオイルです。

次に、一つ目の数字の「10」は寒さに対する強さを示していて、
数字が小さいほど低温でも固まりにくい性質を持っています。
「0W」なら-35℃、「5W」なら-30℃、
「10W」なら-25℃に対応しています。

ちなみに「10W」の「W」は「Winter(冬)」の略です。

最後に二つ目の数字の「40」は暑さに対する強さを示していて、
数字が大きいほど高温に耐えることができます。
「30」なら30℃、「40」なら40℃、
「50」なら50℃に対応しています。

つまり、「SN 10W‐40」は、
ガソリンエンジン用のNグレード(最上級グレード)で、
-25~40℃まで対応可能ということになります。

そうなると、一つ目の数字がより小さく、二つ目の数字がより大きい
エンジンオイルを選べば良いと思ってしまいがちですが、
夏に寒さに強いエンジンオイルを使う必要はありませんし、
排気量の小さい車ではエンジン自体がそれほど高温にはならないため、
暑さに強い必要もありません。

好みもあると思いますが、
高出力のスポーツカーやターボエンジンの車には「5W‐40」くらい、
小排気量で街乗りがメインの車には「5W‐30」くらいの
エンジンオイルを選ぶのが良いと思います。

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