【タイヤの空気圧に要注意!】燃費の悪化とパンク(バースト)の危険性

車のいろいろ

スタンドで給油している時などに、タイヤの空気圧の点検を
勧められたことはありませんか?

そして、空気圧が低下すると燃費が悪くなると言われますが、
なぜタイヤの空気圧と燃費が関係あるのか』を
説明してくれることはほとんどないと思います。

そこで、タイヤの空気圧についてまとめてみます。

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空気圧と燃費の関係

タイヤの空気圧は、各車種ごとにメーカーによって決められていて、
運転席のドアの開口部に貼られているラベルに指定空気圧が記載されています。

ほとんどの車が230kPa前後の値が記載されていると思います。

この空気圧が低下した場合になぜ燃費に影響があるのか?

タイヤは高い圧力の空気が中に入っていることで、
1000kg以上の重さの車を潰れることなく支えることができています。

そのため、空気圧が低下すると車の重さに耐えられず、
タイヤがたわんで変形し、タイヤと地面が接している面積が増えます

接地面積が増えるということは、
タイヤと地面との間の摩擦(抵抗)が増えるため、
燃費の悪化につながります。

逆に、空気圧を規定値よりも少し高めにすると、
タイヤがたわみにくくなりタイヤと地面が接している面積が減るため、
燃費は良くなります

ただし、あまり空気圧を高くしすぎると、タイヤから伝わってくる
振動が大きくなり、乗り心地は悪化してしまうので、
10~20kPa程度高くするのが限界だと思います。

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空気圧の低下によるパンク(バースト)の危険性

タイヤの空気圧が地下すると、燃費が悪化するだけでなく、
タイヤがバースト(破裂)する危険性が出てきます。

なぜタイヤの空気圧の低下とバーストが関係あるのか?

先ほど、タイヤは高い圧力の空気が中に入っていることで
潰れることがないと書きました。

空気圧が低下することでタイヤがたわんで潰れてくると、
本来地面と接触することがない部分(サイドウォール等)が地面と接触し、
その部分が削れて摩耗しバーストへと繋がっていきます。

他にも、空気圧が低い状態で高速走行すると、
遠心力でタイヤの設計限度を超えた変形が起きます。

タイヤの接地面やショルダーと側面が回転によって次第に変形していき、
大きくたわんでいきます。

この変形が大きくなるとタイヤ内部では、
本来接触することのない構造体が接触するため熱が発生し、
この熱による損傷によりバースト(スタンディングウェーブ現象)が起きます。

これらのことから、タイヤの空気圧のチェックは細目に行うことが重要です。

タイヤの空気圧はなぜ低下するのか?

では、そもそもなぜタイヤの空気圧は低下するのか?

タイヤは空気を入れた後にキャップをしていますし、
一見空気が漏れそうな穴などはないため、
釘などをふんで穴が開かない限り、空気が抜けるとは思えません。

しかし、実際にはゴムは空気をわずかながら通過させる特性を持っているため、
キャップなどを確実にしめていたとしても、タイヤの空気圧は低下してしまいます。

そのため、普段から定期的な空気圧の点検が重要になります。

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