【思っていたよりも効果あり!】ピラーバー装着でボデー剛性アップ

車をもっと快適に!

走行中にカーブを曲がると車体がギシギシ鳴る、、、
高速道路を走っているとフラフラして不安定、、、

ミニバンを購入して10年以上経過し走行距離も15万キロを超え、
だいぶ色んな部分にガタが出始めました。

まだしばらく買い替えができないので、
ボデーを補強してみようとピラーバーを取り付けてみました。

タワーバーやアンダーブレースも検討しましたが、
走行中のギシギシ音が後ろの方から聞こえてくるのと
ミニバン特有の大きなバックドア開口の部分が剛性が低いと思い『ピラーバー』にしてみました。

取り付け自体は1時間程度で完了し、特殊な工具も不要でした。

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ピラーバー

ピラーバーを調べていくと、取り付け箇所は3列目シートのシートベルトのボルトに
共締めして固定するタイプがほとんどでした。

形状については2種類あり、
左右のシートベルトの取り付け点を直線で繋ぐ直線タイプと、
バックドアの開口形状に沿わせたスクエアタイプがありました。

目的が剛性アップなので、「直線で繋ぐ方が剛性は上がるだろう」と思い、
直線で繋ぐタイプを選びました。

取り付け方法

必要工具は、以下の5つです。
・内張剥がし
・ラチェット+ソケット(14ミリ、16ミリ)
・6角レンチ(8ミリ)
・モンキーレンチ
・マスキングテープ(傷をきにするなら、、、)

16ミリのソケット、8ミリの6角レンチを持っていなかったので、慌てて買いに行きました。

シートベルトのカバーを開ける

まずは、シートベルトのカバーを取り外します。

カバーの下側の隙間に内張剥がしを差し込んで回転させれば
簡単に取り外すことができます。

シートベルト取付用ボルトの取り外し

カバーを開けるとボルトが見えるので、このボルトを14ミリソケットのラチェットで取り外します。

ボルトを外すと、こんな感じです。

奥の方にボルトを取り付けるためのナット?が見えます。

ピラーバーを取り付けると、シートベルトのカバーは使わなくなるので
シートベルトの金属部からカバーを外します。

数か所爪が引っ掛かっているだけなので、爪を指で押せば外せます。

ブラケットの取り付け

シートベルトを外したら、シートベルトが取り付いていた部分に
シートベルトとブラケットを共締めで取り付けていきます。

説明書に沿って、ブラケット部分を組み立てます。
ワッシャーの位置などに注意して下さい。

組み立てられたら、16ミリソケットのラチェットでピラーに取り付けます。

この時は、まだ仮締めです。

バーの組付け

ピラーに取り付けたブラケットにバーを取り付けていきます。

ブラケットの向きによって、3列目シートのヘッドレストが当たってしまうので、
3列目シートに乗るときのシートの角度に合わせた状態で取り付けして下さい。

ブラケットの向きが悪いと、3列目シートを倒すことができず
背もたれが垂直の状態で座ることになってしまいます。

ブラケットの穴とバーの穴を合わせてボルトを差し込みます。
バーを回して長さ調節する必要があるので、
この時だけはバーを支えていてくれる人がいると作業が楽です。

最初は手でボルトを回して、仮締めの状態にしておきます。

左右両方にボルトを仮締めできたら、ピラーに取り付けたブラケットのボルトを本締めします。
使う工具は16ミリソケットのラチェットです。

この時に、シートベルトの向きを前向きにしておくことをオススメします。

シートベルトが下向きになっていると、
3列目シートに座ってシートベルトを締めるためにベルトを引っ張ろうとしても、
向きが悪くシートベルトを引くことができないです。

ブラケットの本締めが完了したら、ブラケットとバーの取り付けボルトを本締めします。
使う工具は14ミリソケットのラチェットと、8ミリの6角レンチです。

本締めができたら、バーの張り具合を調整します。
バーの中央部を手前に回転させると、左右均等にバーが伸びていきます。
あまりバーを伸ばし過ぎるとボデーが歪んでしまう可能性があるため、
軽めに回して止まったところでやめておきました。

最後に、バックル部のボルトをモンキーレンチで締めれば取り付け完了です。

作業としては、ゆっくりやっても1時間程度でした。

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まとめ

最後にピラーバーを取り付けてみて感じた効果などについてまとめます。

ピラーバーの良さ

一番違いが分かったのは、スーパーやコンビニなどの駐車場から道路へ出る際に
右左折しながら歩道の段差を降りる時です。

段差を降りた際に後ろの方からギシギシ音が聞こえ車体もグラグラ揺れていましたが、
ピラーバーを取り付けることで音も揺れも収まりました

高速道路の走行時も少し安定するようになったと感じます。

また、ボデーの剛性を上げるので乗り心地が悪くなったりしないかと心配していましたが、
走行時のボデーの歪みがなくなりサスペンションが動きやすくなったのか
乗り心地は前よりも良くなったと思います。

部品が1万円ちょっとで、取り付け時間も1時間程度ということを考えると、
かなりコスパが良いと思います。

ピラーバーの悪さ

ここまで良さを書きましたが、当然部品を追加するのでいくつか悪さもありました。

一つ目は夜間の走行時の後方視界です。
後続車との距離によって、ちょうどピラーバーの高さに後続車のヘッドライトの高さが揃うと
後続車がいるかどうかが分かりにくくなります。

二つ目は荷物の積み下ろし易さです。
3列目シートを起こした状態でもシートの上を通して
3列目シートに買い物かごを乗せることができていましたが、
ピラーバーを取り付けたことで天井との距離が狭くなり買い物かごが通らなくなりました。

普段3列目シートに人が乗ることがほとんどないので、
片側のシートの背もたれを常に倒しておけば、それほど不便ではないです。

あとは、バックドアを開けて何かをする際に、
ピラーバーに頭をぶつけないように注意が必要です!

クルマ好きとしては運転が快適になったのでオススメですが、
クルマに興味のない奥さんからしたら『邪魔なのでは・・・?』という感じだったので、
取り付け検討されている方は家族と相談してからの方が良いかもです。(笑)

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