最近wordpressの更新をさぼってしまっていましたが、
久しぶりに開いてみたら、サイトヘルスのステータスに『致命的な問題』と出ていて、
慌てて調べて対応したので内容をまとめてみます。
サイトヘルスステータスに『致命的な問題』
ツールの中のサイトヘルスを見てみると下の絵のようなメッセージが出ていました。
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_trouble-1-800x441.jpg)
「致命的な問題とは、サイトのパフォーマンスやセキュリティに多大な影響を
与える可能性がある項目です。最優先で、これらの問題を解決して下さい」
『致命的』『最優先』という単語が入っていたため、かなり焦りましたが
簡単に解決することができました。
メッセージの下の部分に
「ページキャッシュが検出されましたが、サーバーのレスポンスがまだ遅いです」
と出ており、ブログのページを表示するのが遅いという警告でした。
ページキャッシュ
まず、『ページキャッシュ』ですが、
1度開いたウェブページのデータを保存しておくことで、
再度同じウェブページを開くときに高速で表示することができる仕組みです。
今回の警告は、キャッシュは保存されているが
現状のままではまだ表示時間(レスポンス)が遅いという内容です。
キャッシュプラグイン
先ほどのメッセージの『パフォーマンス』と書いてある部分を開くと
下の絵のようなメッセージが出てきて、『ページキャッシュについてもっと詳しく』
と出ていたため確認してみました。
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_time_before-800x104.jpg)
確認してみると、問題を解決するためのプラグインとして
『W3 Total Cache』と『WP Super Cache』の2つが出ていました。
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_plugin-1-800x183.jpg)
W3 Total Cache
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_plugin_w3tc-800x142.jpg)
『W3 TOTAL Cache』について調べてみると、
設定の自由度が高くWordPressサイト全体を管理したい上級者や開発者に最適なプラグイン
となっていました。
WP Super Cache
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_plugin_wpsc-800x149.jpg)
『WP Super Cache』について調べてみると、
JetPackなどを開発しているAutomatic社が開発元で、
他のプラグインと比べても安心度が高いようです。
また、設定項目もW3 Toal Caceと比べて少なく、簡単そうなのでこちらをインストールしました。
WP Super Cacheのインストール
まずは、プラグインのインストールからです。
WP Super Cacheのインストール
WordPressのダッシュボードの『プラグイン』の中の『新規追加』をクリックします。
右上の検索欄に『WP Super Cache』と入力すると、下の絵のプラグインが見つかります。
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_plugin_wpsc_install.jpg)
『今すぐインストール』をクリックしてインストールし、有効化します。
ロリポップ!サーバーの場合の注意点
私の場合は、ここでエラー(警告!)が出て先に進めませんでした。
理由は、ロリポップを使用しているのですが、
サーバーの『wp-config.php』というファイルに書き込み制限が掛かっているためです。
この書き込み制限を一時的に解除してあげることで、エラーを解除することができますし、
WP Super Cacheの設定後に再度サーバー側の制限を掛けておけば安心です。
サーバー側の書き込み制限の解除については、
サーバーにログイン後にファイルの属性(3桁の数字)を変更するだけですので簡単にできます。
方法については、詳しくまとめてくれている方がたくさんいますので、
検索してみて下さい。
WP Super Cacheの設定
プラグインをインストールして、エラーが無くなれば各項目の設定です。
ダッシュボードの『設定』の中の『WP Super Cache』をクリックします。
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_plugin_wpsc_setting-1.jpg)
項目は7項目ありますが、設定するのは3項目のみになります。
簡単タブ
まずは『簡単』のタブです。
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_setting_1-1.jpg)
WordPressでキャッシュを有効化するための設定をします。
プラグインをインストールしただけでは、キャッシュは有効化されていません。
キャッシングの中の『キャッシング利用(推奨)』にチェックを入れ、
下にある『ステータスを更新』をクリックします。
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_setting_2-2.jpg)
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_setting_3.jpg)
高度な設定タブ
次に『高度な設定』のタブです。
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_setting_4-1.jpg)
キャッシュ配信方法の中の『シンプル(推奨)』にチェックを入れます。
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_setting_5-1-800x107.jpg)
次に下の方のその他の中の3項目にチェックを入れます。
・『ページを圧縮し、訪問者により早くページを供給する(推奨)』
・『キャッシュリビルド。・・・(推奨)』
・『304ブラウザーキャッシング。・・・(推奨)』
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_setting_6-1-800x369.jpg)
次に、さらに下の方の高度な設定の中の3項目にチェックを入れます。
・『モバイルデバイスサポート』
・『投稿や固定ページの公開、または更新時にすべてのキャッシュファイルをクリア』
・『コメントが投稿されたときに該当のページだけリフレッシュする』
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_setting_7-1-800x300.jpg)
『ステータスを更新』をクリックします。
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_setting_3-1.jpg)
この設定でアクセスしてくれたユーザーのデバイスに合わせてPC版・モバイル版のキャッシュを
最適な形で使い分けてくれます。
また、記事の投稿や更新などがされた時に、古いキャッシュが自動でリフレッシュされます。
このタブでの最後の設定が、有効時間とガーベージコレクションの項目です。
この中の、キャッシュのタイムアウトを『86400秒』(24時間)、
スケジューラーを定時で『00:15』(夜中であまり使用されない時間)にして、
『有効時間を変更』をクリックします。
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_setting_8-2-800x326.jpg)
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_setting_9.jpg)
この設定で、キャッシュの有効時間が24時間(86400秒)となり、
古いキャッシュを夜中の0時15分にチェックして自動で削除してくれるようになります。
先読みタブ
最後に『先読み』のタブです。
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_setting_10-1.jpg)
プリロードされたキャッシュファイルを『1440分』ごとにリフレッシュするようにし、
『プリロードモード(ガベージコレクションを無効か。推奨)』にチェックを入れ、
『設定を保存』をクリックします。
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_setting_11-1.jpg)
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_setting_12.jpg)
プリロードモードを有効化することで24時間(1440分)ごとにキャッシュが自動生成され、
ページに最初にアクセスするユーザーの表示速度も速くなります。
これで全ての設定が完了です。
サイトヘルスステータスの確認
サイトヘルスステータスを確認すると、
『致命的な問題』という警告が無くなり、ステータスが『良好』に変わっていました。
![](https://fushitezza19blog.com/wp-content/uploads/2022/11/site_health_resolution-800x261.jpg)
『致命的』『最優先』という言葉は正直焦りますが、
簡単に解決できるため試して頂きたいです。
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