最近はインターネットへの接続は無線LANが一般的になり、
どの家庭でも無線LANが設定されていることが多いと思います。
自宅でスマホをインターネットに繋いだり、
インターネット経由で会社のパソコンに接続して在宅ワークをしたりなど、
インターネットのセキュリティに気を付ける必要もあります。
実家の無線LANで、暗号化方式の規格の問題でインターネットに接続できなくなり、
無線LANの暗号化方式の規格について調べてみたのでまとめてみます。
暗号化方式の規格の問題でインターネットが接続不能に・・・
実家でも無線LANを設定しているのですが、
帰省した際に自分のパソコンをインターネットに接続しようとしたところ、
『暗号化方式が古くセキュリティの問題がある』というようなメッセージが出て、
インターネットに接続することができませんでした。
使っているパソコンはwindows10ですが、
出てきたメッセージのスクショは、撮るのを忘れてしまいました・・・。
10数年前に初めて無線LANを設定してから、
無線LANルーター(wifiの電波を飛ばす機械)を一度も交換していなかったため、
無線LANの暗号化方式の規格が古くなっていたのが原因でした。
インターネットへの接続については、
無線LANルーターを新しいものに交換することで解決しました。
無線LANの暗号化方式の種類
インターネットに接続する方法は、LANケーブルで直接つなぐ有線と
wifiのように電波でつなぐ無線があります。
当然、無線での接続は周囲に電波を飛ばしているので、
有線での接続に比べセキュリティーの面で不利になります。
そのため、無線LANで接続する場合には、暗号化が行われていて、
暗号化方式にも『WEP』『WPA2』『WPA3』など
いくつか種類があります。
WEP(Wired Equivalent Privacy)
『WEP』は比較的古い暗号化方式で、RC4という技術が使われています。
数年前までは、家庭用のゲーム機がWEPにしか対応していないということもあり、
比較的一般的な方式でした。
しかし、セキュリティーの強度としては低く、
最近ではRC4を解読するソフトが出ているので、使用しないことをオススメします。
実家の無線LANはWEP方式だったため、無線LANルーターを即交換しました。
WPA2(WiFi Protected Access 2)
WPA2は、AESというRC4よりも高度な技術が使われている暗号化方式です。
AES(Advanced Encryption Standard)は、アメリカ連邦政府標準の暗号化技術になります。
無線LANルーターによっては、暗号化方式、暗号化技術を選択できる
機能が付いている場合があるので、
選択可能であれば『WPA2-AES』を選択することをオススメします。
WPA3(WiFi Protected Access 3)
WPA3は、WPA2よりもさらにセキュリティーの強度が高い暗号化方式になります。
『WiFi Easy Connect』という機能が備わっているため、
スマート家電のような IoT機器の接続も簡単になっています。
ただし、接続する機器によってはWPA3に対応していない場合があるので注意が必要です。
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