クルマのボディー剛性を上げて操安性向上

ミニバンを快適に運転するための方法として、
今回はボディーの剛性アップについてまとめます。

クルマの剛性を上げる方法としては、
補強ブレースタワーバーなどがあると思います。

今回は、アンダーの補強ブレースについて考えたいと思います。

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補強ブレースによる剛性アップ

そもそも、なんで剛性アップをしたいのかというとこですが、
理由としては2つです。
走行時のボディの歪みを減らす」と
サスペンションを動きやすくする」の2点です。

補強ブレースは、一つ目の「走行時のボディの歪みを減らす」のに
効果があると思います。

走行中にカーブを曲がる時、遠心力でクルマが傾いて
倒れてしまうんじゃないかとか、高速道路で車線変更をした時に
車線変更が終わってもしばらく左右にフラフラ揺れて
いることがあると思います。

アンダーの補強ブレースを付けることで、
驚くほどクルマの傾きや揺れが少なくなります

アンダーの捩れる動きが少なくなることで効果が出ています。

例えば、カーブを曲がる時の遠心力でアンダーが「1°」捩れたとします。
ミニバンだと車高はだいたい1,800mmくらいあるので、
アンダーが1°捩れると、アンダーに対してルーフは31mmも余分に
横方向に動くことになります。
(計算間違えていたらすいません)

当然サスペンションが動きを吸収してくれるので、
普通の速度であれば倒れてしまうことはありませんが、
ちょっとスピードを出しすぎてしまっている時などに、
ヒヤヒヤしてしまったという経験もあると思います。

補強ブレースを付けることで、この「ボディの捩れ」が少なくなるので、
横方向の動きが減り、傾いたり、フラフラしたりする動きが少なくなり、
安心してクルマを運転することができるようになります。

特にミニバンは車高が高い分、ボディが捩れる動きに対する剛性も低いので、
補強ブレースの効果は発揮されやすいです。

ただし、ボディの剛性を上げるとメリットだけでなく、
当然デメリットもあります。

それは、乗り心地の悪化です。

ボディの剛性が上がると、道路の段差などを通った際の力が
乗っている人に伝わりやすくなってしまいます。

例えば、柔らかいクッションを持ったまま急にクッションを押されても
それほど痛くはないと思いますが、
硬い木の板を持ったまま急に板を押されれば、ある程度痛いですし、
押す強さによっては倒れてしまうこともあると思います。

やわらかいクッションなら、クッションが力を吸収してくれるので
力が伝わりにくいのに対し、硬い木だと力を吸収してくれるものがなく、
直接力が伝わってしまいます。

ボディの剛性が低ければ、ボディがクッションとなり力を
吸収してくれていたのに対し、剛性を上げたことで
ボディが力を吸収しにくくなるので、道路の段差によって
入ってくる力が直接乗っている人に伝わってしまいます。

乗り心地というところでデメリットがあるので、
車酔いしやすい方にはオススメできませんが、
ミニバンの運転をする時のボディの傾きやフラフラする動きを
抑えたい方
には、ぜひ補強ブレースを付けてもらいたいです。

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