iPhone SE2を使っていますが、定期的にリフレッシュするために、
初期化と復元を行なっています。
先日もリフレッシュをするために、初期化と復元を行いましたが、
復元後の設定が良くなかったようで、生体認証(指紋認証)が使えなくなってしまいしました。
iOS17.3から追加された「盗難デバイスの保護」の影響のようで、
初期化したことで今までのGPSの履歴が消えてしまい、
自分のいる場所が自宅だと認識されず、保護機能が働いてしまっているようでした。
iPhoneのロックを外す際にパスコードを入力すれば使用することはできますが、
普段は指紋認証を使用してロックを外しているため、
毎回パスコードを入力するのが煩わしかったです。
すぐに指紋認証が使えるようになるだろうと思いましたが、
3日経っても指紋認証は使えるようにならなかったので、
リカバリーモードによる初期化をして対応しました。
リカバリーモードとは
iPhoneやiPadは致命的なエラーが生じると自動で再起動することがありますが、
再起動でも問題が解決しない場合、強制的に初期化を行う機能があり、
これをリカバリーモードと言います。
リカバリーモードは、ディスプレイ操作ができないような状態でも使うことができます。
リカバリーモードでできること
リカバリーモードを使うことで、下記のような「パソコンがiPhoneを認識しない」、「一般的な操作を受け付けない」などの症状を解消することができるかもしれません。
- パスコードが不明でロックの解除ができない
- 再起動を繰り返す
- 充電しても電源が入らない
- 画面表示が固まってしまって切り替わらない
- ホーム画面にできない(アプリが開いたままで固まる)
- Appleのロゴマークが表示されたまま動かない
- iOSアップデート時のエラー
- 復元中のアップデートエラー
リカバリーモードを実行するための手順
ここで紹介する方法は、iPhone 8以降(iPhone SE2を含む)でWindowsのパソコンを使っている場合になります。
1.最新バージョンのiTunesがインストールされていることを確認
2.iPhoneをケーブルでパソコンに接続
3.パソコンでiTunesを起動
4.iPhoneを接続した状態で、パソコンへの接続画面が表示されるまで待つ
5.iPhoneの「音量を上げるボタン」を押してすぐに離す、「音量を下げるボタン」を押してすぐに離す、電源ボタンを押し続ける
6.しばらく電源ボタンを押したままにするとiPhoneの画面にAppleのマークが出てきますが、まだボタンを押したままにします
※私はAppleのマークが出てきた時点でリカバリーモードになったと勘違いしてボタンを離してしまったため、失敗して何度かやり直しました
7.さらに電源ボタンを押したままにすると、パソコンとケーブルが繋がれるような画面が出たら電源ボタンを離します
これでリカバリーモードが実行されます
8.iTunesの方で「復元」を選択すれば、リカバリーモードにより強制的にiPhoneが初期化、復元されます
リカバリーモードを使う際の注意点
リカバリーモードを使って初期化、復元を行うことができますが、
注意点として復元する際のバックアップデータがiTunesに保存されていることが条件になります。
初期化によりiPhoneが工場出荷状態(データ全削除)に戻ってしまうため、
バックアップデータが無いとiPhoneの中身を元に戻すことができません。
そのため、日頃から定期的にバックアップを取っておくことをオススメします。
また、iPhoneの復元が完了し再度設定を行う際には、
「盗難デバイスの保護」の機能をONにしないようにして下さい。
ここでこの機能をONにしてしまうと、同じ手順を再度やり直すことになってしまいます。
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