【梅雨の時期の視界不良】フロントガラスの視界不良の原因は油膜!

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雨の降っている夜に車を運転している時、
対向車のライトの光で前方が見えなくなることがありませんか?

原因は、フロントガラスについた『油膜』です。

視界不良を引き起こし、事故の原因にもなりかねない
『油膜』についてまとめてみます。

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そもそも油膜とは?

油膜とは、文字の通り『油の薄い膜』です。

車のフロントガラスの表面に、いろいろなものに含まれた油分が付着したもので、
油なので水洗いでは簡単に落とすことができません。

晴れた日や昼間ならあまり気になりませんが、
特に雨の降っている夜に悪影響を及ぼします。

油膜で視界が悪くなる原因は?

視界不良の原因は、フロントガラスに付いた油膜だと書きましたが、
なぜ油膜で視界が悪くなるのか?

理由は、対向車のライトの『乱反射』です。

フロントガラスに油膜が付いていると降った雨の水滴が流れにくくもなります。

油膜や水滴が付いたフロントガラスに対向車のライトの光が当たると、
光がいろいろな方向に反射(乱反射)してしまいます。

そうなると、フロントガラス全体が白っぽく光ってしまい、
前が見えにくくなります。

霧の中をライトをつけて走っているときに、
前が白くなって見えづらくなるのと同じようなことです。

油膜が付着する原因

視界に対して悪影響を及ぼす油膜ですが、
フロントガラスに油膜が付着する原因は、いくつかあります。

シリコン系のコーティング剤

車のボディーのコーティング剤には、
雨をはじくためにシリコン系の油分が含まれています。

このコーティング剤が雨などで溶け、
フロントガラスに流れてくることで油膜となります。

シリコンは、日光に当たって乾くことで化学反応が起こり
固形化(ゲル化)するため、簡単に落とすことはできません。

また、ガソリンスタンドなどにある洗車機でワックス洗車を行った場合、
拭き残りなどがあると油膜の原因となることもあります。

排気ガス

車の排気ガスも、ガソリンを燃やして出てきたガスなので当然油分が含まれています。

車1台から出る油分はそれほど多くはありませんが、
都会など交通量の多い場所では排気ガスの量も多いので、油膜になりやすいです。

アスファルト

道路のアスファルトにも油分は含まれています。

雨の日にできた水溜まりの水を周りの車などが
跳ね上げることで飛び散り、油膜となります。

手の脂

意外と見落としがちなのが、人の手の脂です。

油膜落としなどで車外を綺麗にしても油膜が残っている場合は、
ガラスの車内側を手で触ったことによって付着した油膜の
可能性もあるのでご注意ください。

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油膜を落とす方法

油膜を落とす方法は、簡易的な方法から手間がかかる方法までいくつかあります。

ウーロン茶!?

最も簡単な方法は、ウーロン茶をガラスに掛けて拭く方法です。

CMなどでも、ウーロン茶は体内の脂肪を分解するとやっています。

大きな効果を望むことはできませんが、
外出先での応急処置的な対応としては十分効果があると思います。

新聞紙!?

ウーロン茶と同じくらい簡単な方法として、新聞紙でガラスを拭く方法があります。

新聞のインクには、油膜と反応して浮き上がらせる性質があります。

少し濡らした新聞紙で拭いた後に、乾いた布で拭き取ることで
油膜を落とすことができます。

家の窓の掃除にも使うことがあるので少なからず効果はありますが、
ウーロン茶と同じように大きな効果を望むことはできないため、
新聞紙も応急処置的な対応になります。

食器洗い用洗剤

どの家庭にもある食器洗い用の洗剤でも、油膜を落とすことができます。

ガラスに付着した油膜は油なので、食器についた油汚れを落とすのと同じように、
食器洗い用洗剤で油膜を落とすことができます。

長期間かけて固まってしまった油膜に対しては効果が薄いですが、
薄っすら付着した程度の油膜に対しては、十分効果があります。

カー用品店の油膜落とし

あまりお金を掛けずにしっかり油膜を落とすのなら、
カー用品店などで売っている専用の油膜落としを使うのが最も良い方法です。

安いものでは500円くらいで売っているので、
私も数か月に1回のペースで行っています。

専用の液体をスポンジに付けて擦るだけなので作業は難しくありませんが、
力を入れて擦る必要があり、フロントガラスだけでなく全てのガラスを
行うとなると最低でも1時間はかかるので、それなりに重労働です。

ただ、油膜を落とす前と後で雨の日の視界は見違えるほど変化するので、
手間は掛かりますが、ぜひ試してみていただきたいです。

また、併せて撥水加工ができるコーティング剤を塗っておくと、
走行している時はワイパーを使わなくても風圧で水が流れていくので、
こちらもオススメです。

コーティング剤を使用する場合の注意点として、
仕上げの拭き取りを入念に行ってください。

せっかく油膜を落としコーティング剤を塗っても、
仕上げを雑に行ってコーティング剤にムラがあると、
結局視界が悪くなってしまいます。

専門店に依頼

お金は掛かりますが、ボディーコーティングを行っているお店やカー用品店、
ディーラーなどに頼むのが、最も確実で簡単な方法です。

油膜だけでなく水垢などもきれいに落としてもらえ、
併せて撥水加工も行ってもらえます。

効果の持続期間も長いので試してみるのも良いかと思います。

油膜による視界不良以外の悪影響

フロントガラスに付着した油膜は、視界不良以外にも悪影響を及ぼします。

水捌けの悪化

視界が悪くなる原因でも書きましたが、
油膜が付いていると水捌けが悪くなります。

薄い水の層ができてしまうため、
ワイパーを動かしても水を取り去ることができず、
視界不良だけでなく水垢の原因にもなってしまいます。

ワイパーを動かすと音が鳴る

油膜が付いているということは、フロントガラスの表面が凸凹になっているため、
ワイパーを動かしたときに摩擦で『キーキー』『ビリビリ』というような
ビビり音が鳴ることがあります。

ワイパーが動くたびに鳴るため、かなり不快です。

ワイパーを動かすことでガラスにキズが付く

油膜の中には少なからずホコリなどのゴミが含まれているので、
ワイパーを動かした時にフロントガラスにキズが付く可能性があります。

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まとめ

視界不良の原因となる油膜ですが、油膜を落とす方法は
簡易的なものから手間のかかるものまでさまざまです。

私のオススメは
カー用品店の油膜落としを使って自分で作業をする』ですが、
予算や時間などを考慮して、最適な方法を選んで頂きたいです。

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